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社外部品・社外キットについての弊社整備工場のスタンス。とくに電子系・制御系など。

 自動車の整備は、本当だったら純正部品オンリーでやるのが正解です。

車検や故障修理整備、メンテナンスなどで使用する部品は、本当だったらその車を作っているメーカーさん指定の純正部品を使うのがいちばん確実な方法です。

そりゃ、そうですよね。
その車を規格設計して、すべての部品を精査、製造、組み立てているメーカーさんがいちばんその車について詳しいはずですから。

 ただ、純正部品は一般的にはそれなりのお値段で、整備代が高くなります。

そりゃそうですよね。いいものは高いんです。

 そこで、弊社では、お客さまのお車の使用状況、お車の状態、今後見込みの使用年数などを勘案して、安全性を確保したうえで社外部品を使用しています。おもに消耗部品。

お客様の使用状況が、シビアなコンディションでなくごくごく一般的な普通の状況なら、おもに消耗部品については業界内で品質的に定評のある社外部品を使用してコストの低減を図っています。

たとえば、バッテリー、各種ベルト、ブレーキパッド、ワイパーゴム、油脂類などですね。
交換頻度も多いので、ちょこちょこ社外品を使用して節約すればそれなりにお客さまのお財布にやさしいコストダウンになりますので。

まあ、社外消耗部品でもメーカーさん指定の純正部品よりも高くて高性能なやつもありますが、一般的には社外品のほうが安いです。

 ここで取り上げたいのは、いわるゆるカスタムパーツや電子系制御系の各種社外キットについてです。

弊社では一般的な整備での社外品使用を純正部品との比較対照のなかで使用しておりますが、車の電子系制御系にかかわる社外キット・社外部品の組付けや交換などはいたしておりません。
とくに自動車の走る曲がる止まるのシステム自体にアクセスする社外品・社外キットの取り付けや、メーカーさんが各車種ごとに設定している制御系にアクセスするチューニングは業務として行っておりません。

あるいは電子装置の制御にかかわる追加キットの組付けや、電子系社外部品への交換もいたしておりません。

※具体的な社外部品、社外キットの商品名や品目を例示すれば、各方面にご迷惑をおかけするかもですので、ここでの例示は控えたいと思います。

※イメージのイラストや写真もあげにくいです。


 電子系制御系の社外部品・社外キット(改造系やカスタム系)などについて、ごくごく普通の整備工場として弊社が考えていること。

弊社整備工場としてはあまりおすすめいたしておりません

繰り返しになりますが、弊社整備工場でも社外品を使用いたしますが、あくまでも、業界内で長年の実績にて品質実証済みの部品に限ってです。
具体的に言えば、バッテリー、タイヤ、ブレーキパッド類、各種ベルト、ラジエーター、油脂類などの消耗部品がほとんどです。


電子部品にちかいところで社外品を使うのはO2センサーとかの、やはり消耗部品が多いです。


車の走行システム・電子制御系に関連する部品交換はほぼほぼメーカーさんの純正部品を使用しています。


ただ、日常よく思うことは、その純正部品ですら、不具合を修正した対策品に切り替わることがままあることです。
各車種のことは、その車を設計製造しているメーカーさんが一番詳しいです。
その車種についての技術情報に精通しているはずのメーカーさんですら年間通して膨大な数のリコール、サービスキャンペーン(準リコール)を出されています。
あるいは純正部品の改善対策済み部品への切り替えをされています。



社外自動車部品企画会社さんは、各車種ごとにメーカーさん以上には精通していないはずです。


その社外部品メーカーさんが規格製造された電子系の部品が、それぞれ特製の違う各メーカーの各車種に、完全にさらに長期間不都合なく作動する保証がどれぐらいの確度であるのか、
と現場の整備スタッフとしては危惧を感じる。という意見が弊社では多いです。




車を作っているメーカーさんが、その車種についてさんざんテストしてきてやっと合格ラインに達したということで販売しているにもかかわらず、販売から2~3年後にはリコール・準リコール・対策部品への切り替えを多発しています。


社外部品企画メーカーさんがそれ以上の耐久性能・信頼性をもった部品を出せるのか、ということに思いを致した時、現場の整備スタッフとしては危惧を感じる。ということでした。




とくに、消耗部品の社外部品には、全国の一般的な整備工場での膨大な数の使用例の蓄積データに裏打ちされた信頼実績がありますが、電子部品、なかでも車の走る曲がる止まるの電子制御にアクセスする社外部品には、そこまでの施工数・実績が蓄積されていないのではということが現場スタッフとしては気になります。



一般の整備工場レベルではその信頼性が体感できていないので、結論としては社外の電子系制御系のカスタムパーツ使用には気が進まないという感じです。

 失敗例を具体的に列挙したいのですが、各方面からのお叱りがあると困るので、具体例のご紹介は控えます。

ただ、某国製の社外部品、とくに電子系の部品は正常作動してくれる寿命期間が1週間だったり、数か月レベルのことがちょいちょいちょいあるみたいですね。

社外品の組付け中や組付け後に、その車のまともなノーマルの機能まで作動不良になることもあり得ます。


現場の整備士には言いたいことがたくさんあるようですが、控えます。
なかには景品表示法違反ものじゃないかと思うものもあるようですが、なかなか明記できないですね。。。

 と、いうことで、走る・曲がる・止まるのシステムにアクセスする制御系のカスタムパーツや電子系の追加組付け社外部品は、弊社ではおすすめいたしてはおりません。

日本国内の普通の道路で普通に使うのでしたら、自動車メーカーさんが設定しているノーマルな状態が最適解だと思います。

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